こんにちは。
社会人14年で「会社員に必要」と一般的に言われるTOEICや簿記の試験を受けました。
そしてクリアできたことがあります(簿記2級やTOEIC700点以上)。
今回はそのひとつ、簿記資格についてお伝えさせてください。
そもそも簿記試験とは
ここでは日商簿記2級のことを指します。
『日商簿記検定とは、商工会議所法第9条第9号の規定に基づき日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験のうち、簿記に関する技能を検定するものを指す』(ウキペディアより)
とあります。
が、個人的には営利目的の教育産業の一分野だという気がします。
資格取得のための参考者が全国の書店で売られており
そのための専門学校・スクールが多数あるためです。
新聞や会社ではこぞって資格取得を勧めています。
どのくらいの期間で取得できたか
3年かかりました。
150回では44点で不合格、152回に74点で合格しました。
仕事との両立は本当にしんどく、時間がかかりました。
この間何度も諦めかけたり早く試験勉強から脱出したいと毎回毎回、思っていました。
なぜ働きながら取得できたのか
3点あります。
1つ目は危機感です。
オフィスには会計士や税理士がおり同じフロアに席を並べていました。また転職組も多く、銀行やコンサル出身は普通でした。
2つ目は私が営業から経理に異動したためです。
未知の分野である経理で足手纏いになるのはわかっていたので
せめて資格くらいは取得しておかなければならないという強迫観念がありました。
3つ目は変化への欲望です。
自分自身を変えたかった。
周りの優秀な人たちに認めてもらいたかった、というのがあります。
承認欲求ですね笑
仕事と両立して得たこと
- 克服
実は大学時代に一度チャレンジした頃があり、当時は3級を受験したのですが、これが落ちました。。そこから13年後に再チャレンジし、かつ3級を飛び越えて2級を合格できた。若いときの自分を超えることができる、という貴重な体験ができました。
- 思考方法
仕訳、簿記で借方/貸方で取引を表す方法のことですが、これを作成するときに自分の脳をそれぞれ左脳を借方、右脳を貸方というイメージで脳を左右に分けて使うイメージを手に入れました。
- 収入と所得の違い、連結などの会計用語
経理部では日常的に飛んでいたり、税務部や確定申告などで使われる意味がなんとなくわかるようになりました。税効果会計や連結会計の知識ですね。ただ、あくまで「なんとなく」のレベルです。
- 資格試験の合格のコツ
合格最低点数を取るためにどこで何点を取るのかを最初に決めること。戦略と同意ですね。時間が限られているためです。そして高得点を取る分野を決めることも必要です。これは自身の強みとリンクさせたらいいですね。私は仕訳と管理会計を重点的に勉強し、得意科目にしました。財務諸表作成は捨てたので合格した今もよくわかっていません笑
- 所詮は人間が作成した試験
難しい回、易しい回がどうしてもあります。落ちたことに一喜一憂せず、仮に不合格でも「たまたま難しい回に当たった。そこで合格した方々は単純に自分より先に勉強していただけ、そして素晴らしかった、ただそれだけ」です。それ以上でもそれ以下でもありません。比較なんてする必要は全くありません。次に照準を切り替えればいい。それだけです。所詮、人間が作った問題なので難易度の平準化などできる訳がないので。
- 経理業務の理解
結論、簿記資格がなくても経理業務は全く問題ありません。そもそも経理はシステムの時代です。SAPやオラクルは簿記の知識がなくても動かせます。そもそも、この動かし方の方が覚える為にスクリーンショットや自分のマニュアルを作成してとても苦労しました。でも最後はExcelにやマクロで仕訳を立ててuploadするだけなので。
失ったこと
時間。そして他の選択肢。例えばプログラミング、Webデザイン、Blog、YouTubeなど。
とはいえ、こういう比較ができたことはよかったことですね。
今こうやってBlogがんばれていますので。
受けてみようと考えている方へ
個人的にはチャレンジすることには賛成ですので、受けたいと思えば受けたらいいと思います。ただ、将来のために簿記を受ける、というのではなく「今、簿記が面白い」「経理が面白い」という状況、環境であれば。それ以外で例えば上司、会社、周り、雰囲気、常識などで受けるのであれば時間がもったいないのでご自身が今、一番やりたいことに時間を注いでください。
一生に一度しかない、お金で買うことは出来ない貴重な今、この時間なので。
最後に
一日1%の成長が福利計算では1年、365日後には今日の約38倍になるようです。
このブログを通してそれを追いかけていければと思っています。
ありがとうございました。
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