こんにちは。
今週は退職した会社から離職票や退職証明書、健康保険の資格喪失証明書が届いたために
退職後の手続きに市役所やハローワークなど色々回ってきました。
その中で今まであまりよく理解できていなかった社会保険の切り替えについて
詳しく理解できたのでここでお伝えできればと思います。
社会保険って何?
そもそも「社会保険とは何か」というところからスタートですが社会保険とは
- 医療年金
- 年金保険
この2つをひとつにまとめたものが社会保険になります。
そして医療年金には
- 会社員が入る『健康保険』
- 自営業者、フリーランスが入る『国民健康保険』
年金保険には
- 会社員が入る『厚生年金』
- 自営業者、フリーランスが入る『国民年金』
があります。
まずこの場合分けができていなかったためにすべてがごちゃごちゃになっており
今までよく理解できていなかったのに気付きました。
年金保険については『国民年金』は1階建て。『厚生年金』は2階建て。
というのはわかっていたのですが、医療年金の方は
「ここは厚生…とかはないのか」と思ってこんがらがっていました。
社会保険とは医療年金と年金保険。
これを整理できたのは大きかったです。
ちなみに年金、と聞くと老後に貰えるお金をイメージしますが
本来の意味は毎年一定額を払う/貰うという意味です。老後に限ったことではありません。
その上でこの医療年金の『健康保険』と『厚生年金』の切り替えが
会社を退職した場合は必要になってきます。
そして会社員が入る健康保険には任意継続という制度もあります。
ここもよくわかっていませんでした。
今週、市役所の窓口に直接聞いた話や会社の健康保険組合の電話で確認した内容などで
かなりクリアになってきましたのでお伝えさせて頂きます。
会社員が入る『健康保険』
今まで会社員時代は保険料を会社が半分負担していました。
そして扶養制度もあります。さらに今回の本題である退職した場合も2年間という期限で
継続できる「任意継続」という制度があります。
この任意継続という制度。初めて聞く言葉で、もちろん利用したことがないために当初は
「会社が折半してくれていたのを退職すると自分が全額出す必要があるために高くなるだろう」
「自分は独身で扶養家族がいないから任意継続する必要はない」
と思っており、国民健康保険への切り替え一択だと考えていました。
そして市役所の窓口にいって前年度(令和2年度)の所得から月間約65,000円かかると
見込み額を算出して貰いました。
元々自分でも算出していた金額とほぼ相違がなかったために
「まあ、こんなものか」と思っていました。
そして切り替え対応を終えようと思ったところ、市役所の社会保険担当の方が
会社の保険の任意継続はなぜ利用しないのですか?
と質問されたので先ほどの
扶養家族もいないので切り替えた方が保険料安いかなと思いまして
とお伝えしたところ
任意継続の方が安いこともありますよ
と教えてくれました。
そこでそもそもそんなことがあるのか、というのと改めて給与明細の保険料を見てみました。
するとなんと私が払っていたのが15,000円ほど。よくよく見るとこれを2倍しても30,000円。
これ、国民健康保険の半分になるではないか!と驚きました。
そもそも見ていなかったといえばそれまでなのですが
退職して会社との折半が解消されたら「絶対に国民健康保険よりも高くなる」
という誤った先入観の結果、見ていなかったです。
さらにもう一歩踏み込むと『社会保険とはそもそも何か』という理解ができていませんでした。
健康保険料と厚生年金保険料を一緒のものと考えており、会社員時代には
それの合計が約40,000円でした。
退職すると折半がなくなるのでその倍を支払う必要があると考えて80,000円。
それならば切り替えた方がよい、と思いました。
しかしそもそもの比較の前提である保険の定義。そして保険料算出の金額。
このどちらも誤っていました。
ここを解消できました。市役所の担当者さんには感謝してもしきれないです。
ということで今回、まずは社会保険とは何か、ここの理解をお伝えさえて頂きます。
次回は「では任意継続で2年間払い続けるのが本当によいか」というところをお伝えします。
ここも今回の経験で得た知識になります。
ここまでご覧頂きありがとうございました。
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