投資の話をいろいろ

投資

この本を読んだ。投資の本はいろいろ読んだが、この本はとても良かった。

そもそも投資をすることは怖いことだとずっと思っていたので今までなかなか積極的にできなかった。それまでは2018年1月の積立NISAがはじまってからその翌月の2月に三菱UFJ銀行のNISA口座を開設して初めてNISAをスタートさせた。またウェルスナビも口座開設した。これは2015年から休みの日はずっと岐阜の図書館で勉強してきた時に当時のソニー銀行からの口座開設をした関係でどんどんウェルスナビ for Sony銀行の情報が入っていた。そこからしかしコロナ禍を経て今までの価値観が移り変わっていく中で自分も何かをしようと思ってまずはマネックス証券の口座開設から始めた。そしてその次に楽天証券の口座開設。そしてその次はコインチェックとソニー銀行の積立といろいろやり始めた。それが2020年の12月。そこからあっという間に3年が経って今は2023年の7月でいつの間にか資産のほぼ8割以上が投資へと資金を動かしてしまった。それでいいのか悪いのかはよくわからないが、これを元に感じたことをいろいろ書いていきたい。

投資の結果は自分の思っても見ない方向へと進む

そもそもこんなに投資することも、これほどまでに分散させることもなぜこんなことになったのか、自分でもよくわからない。そして今の結果は年初からなんと600万円以上も増えている。そしてこんなことは昨年の12月には全く予想もしていなかった。それのFRBは金融引き締めをこんなにも続けていることも予想していなかった。それにはコロナ禍でFRBが大量の資金を市場に出したからであっって、その後のインフレを予想して株式を買ったのは記憶している。そう、その時は金(ゴールド)を買おうと思っていた。しかしいろいろ考えて、結果的には株式を購入した。それが円安の恩恵を受けて今まで見たことがないような資産となっている。

ある一つの銘柄が突出して他の損失をカバーする

今持っている株式で一番のリターンを叩き出しているのがエヌビディアの株式で、300%超えのリターンとなっている。しかし当時はなぜこれを購入しようと思ったからというと、ソフトバンクがアームをエヌビディアに売却しようとしていたことだ。それが確か2020年の12月。そこからAIの実用化やChat GPT4のリリースでAIのテクノロジーの凄さが一般にも周知されるようになった。それまでは全く何もなかった。ソフトバンクの3年前の決算説明会を見てもAI革命ということが度々叫ばれていたが、実際には実用化の段階まではきていなかった。それが今回のサム・アルトマン氏の活躍で実用化ができることで一気に株式が上がった。したがっていい銘柄が他の失敗、損失をカバーするというのはよく言ったもので、日本株ではウェルスナビの株式を購入したが60%以上下落しており、100万円以上の損失を発生させている。またオールバーズの株価は85%減である。最後に買ったのは2022年1月だから今から約1年半前。全てうまくいっている訳でなくて良い結果のものも悪い結果のものもさまざまある。しかしいい銘柄が他の損失をカバーしてくれる。

最初は損ばかりだった

積立NISAを初めて始めたのは2018年の2月。そして手数料が一番安い日本株のインデックスを購入した。その頃はイーマキシムやバンガードなどの知識は全くなくて、これでいいのかと思いながら不安の中始めた。そして2018年や2019年半ばまではずっと損失だった。だから2019年に日本株の一本足打法は怖かったので新興国株もミックスするようにした。日本株のインデックスに22,222円、新興国株に11,111円を投資するようにした。もうずーっと赤字ばかりで「投資とはそんなに甘いもんじゃない」と思ったのを思い出している。そして約5年に月日が流れて…今は日本株が41%、新興国株が17%のリターンとなっている。赤字であろうと常に買い続ける。このことがとても大事である。そのためには貯蓄と倹約、そして定職が大事だ。

まとめ。でも後知恵バイアスはだめ

短期の投資では日々のリターンに一喜一憂しがちだが、中長期ではプラスになってくるのは上の日本株で示した通りである。5年でもプラスなので個人投資家の強みである中長期の「時間の力」を最大限に発揮することが大切だ。そして上の書籍でも学んだのだが、人間は複利の力を感じることに鈍感だ。私も10年以上前の「投資での10%のリターンなんて、たいしたことじゃない。今この職場から解放させてくれ」と毎日毎日嘆いていてタバコとアルコールに現実逃避していた。ちなみに今はタバコはコロナ禍を機にキッパリ止めて、アルコールも年4回に留めている。当時の2009年の株式投資をしていたら、例えば月30,000円が今のかちでは3倍の100,000円だったことになる。タバコと缶コーヒー微糖を当時は1日500円費やしていたが、それは今の価値で1日1,500円で、月に45,000円だったこと実感する。ただこれは今から言えることなので、テストの問題がわかっていたらあれが解けたのに、と嘆いているのと同じだ。だから、今から複利効果を時間の力を通してブーストさせていく。これが一番大事なんだなあと実感している。

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