ブーストという言葉が好きだ。
職場でもロンドン帰りの隣の同僚がよく使う。
「ブースト=boost」推進力。
ものを前に動かす力。
ロケットのブースターを思い出されて、男心にもかっこいいと思う。
そこで実際にブーストを的確に表現しているロケットエンジンについて調べてみた。
ロケットエンジンの仕組みはとてもシンプルで
「水素」と「酸素」の燃焼だということだった。
その時に非常に大きなエネルギーが発生するという。
中学校でも習った
H₂+O₂→2H₂O
この時に
『2gの水素が燃焼するとき、68.3kcalものエネルギーが生まれるんだ。
たった2gで100cc以上の水を蒸発(じょうはつ)させてしまうだけのパワーをつくりだす』
(出典:解説:燃える ロケットはどうして飛ぶの? – 夢・化学-21)
とのことである。
もちろん気体のままでは容積が大きすぎて格納できないために
液体にしているが原理はとてもシンプルであることに驚いた。
同時に水ができることから人間の「汗」を連想した。
もしかして原理は人間の中でエネルギーができている時と同じか、と。
もちろん脂肪を燃焼してエネルギーを生み出しているのは
日々の食事や運動からであると知識としては持っているが水素と酸素は考えていなかった。
ただ人間の中にも水素と酸素は存在している。
そう、血液の中や細胞の中。
とすると汗をかく時はそれが頑張った時の汗でも、
不安や緊張の汗でも何かしら人間の中でブーストしている。
特に「冷や汗」は自分がピンチの時にいる局面で「やばい」と考えがちだが
これもブーストしている証拠なのかもしれない。
重力から開放されるために必死で燃やし続けてエネルギーを発しているロケットと同じ
困難な局面から必死に無意識に脱出を図ることを
人間の体は勝手に実施しているのかと思った。
であるならば、毎日毎日ブーストしている。
常に自分が自分でエネルギーを生み出している。
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